ぬばたまの振り子
- 7月1日
- 読了時間: 2分
3cello variationの1stアルバムが発売された頃。
もう12年前になります。(写真の頃)
当時、バンマスから
「どれか一曲について、SNS等でコメントして」
という宿題が出されました。
……もはやバンマスすら忘れているかもしれません(笑)。
そんな宿題を、ようやく今、
こなそうと思います。
曲は、「ぬばたまの振り子」。
私がずっとメロディを紡いでいく一曲。
3celloの中では珍しく、
誰もアドリブをとらない曲でもあります。
この曲を初めて弾いた時、
「あぁ、ついにこの話をする(弾く)時がきたか」
そう思ったのを覚えています。
あくまでも、私の個人的な解釈ですよ。
(なので、作曲者にもまだ伝えていません)
人は生まれた時から、心に「埋められないもの」を持っていると思うんです。
それは、心の隙間のような、黒いもの。
そう、まさに「ぬばたま」のような。
大きさもカタチも人それぞれ。
生きていく中で、心に傷を負ったときに生まれてしまうこともある気がします。
そんな心の中にある、ぬばたま。
生きている限り、それは心の中で
振り子のように揺れ続け、
時には、自分自身の心を攻撃することもあります。
でも、そんな「ぬばたま」にそっと手を差し伸べられるもののひとつが、
芸術や音楽、文学であり、
「心が動く瞬間」なのだと思います。
「ぬばたまの振り子」
聴いてくださる人の心の中にあるぬばたまが、
少しでも小さくなりますように。
その激しい揺れが、どうか止まりますように。
私はいつも、祈るような気持ちで
この曲を弾いています。



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